向き合う

生きている限り、いろんな人たちに出会い、いろんな出来事に遭遇します。

悲しみや苦しみや喜びや葛藤など様々な感情が湧き上がり、一喜一憂しています。

やるべきことは沢山あるようですが、本当にやらないといけないことは、そう多くはないはずです。

出会った人、出会った出来事、そしてそこに生じてくる人生の課題と真正面から向き合うということ、それが唯一やるべきことです。

人と接する時は、その人と真正面から向き合うことです。意識の交流、生命の交流を深いレベルでなすことで、一体感を感じたり、共感したり、共鳴したりして、その感覚を味わったり、喜びを感じたりすることが大切です。人生の時間は限られています。通じ合おうと努力することは重要ですが、それでも通じ合わない場合は、関係性を断ち切る勇気も必要です。通じ合う人とのみ付き合い、通じ合わない人とはつき合わないという決断も人生には必要な時があります。

自分の課題と向き合う時は、真正面から向き合うことが大切です。人生の課題を1つ1つクリアしていかなければ、次の段階へ行けないようになっています。力不足の時は、一旦退避して、実力をつけてから、また立ち向かうということも必要かもしれませんが、最終的にその課題に向き合い超えて行くしか道はないのです。ただ自分の成長に従い、課題が課題でなくなる場合もあります。

仕事として施術を始めてから20年以上、あっという間に過ぎてしまいました。20年は短いです。80歳まで生きることができるとしてもあと20年余りです。あまりにも短い時間の中で何を成すべきかと考えると、無駄なことは極力排除して、本質的なことにのみ向き合って生きていきたいのです。本質的なこととは何か。それは喜びと生命です。一瞬一瞬喜びを感じる生活を積み重ねていくことであり、通じ合う人と共に時間を過ごし、生命の交流をなし、生命を育み、生命を生かしていくことに焦点を合わせて生きていくことです。自分にピッタリ合う服装、食事、住まい、生活スタイル、生活環境を整えていくことも大切です。今、自然との共生を目指し、スローライフを実践しているのも、それが自分の状態とピッタリ合う生活スタイルだからです。

皆様と接する時間は貴重な時間です。そこに生命の交流、意識の交流がなされ、喜びが生まれるならば、こんな素晴らしいことはありません。皆様と接する時間を大切にし、喜びに充たされる時間を作りだしていけたらなあと思っています。

 

 

-サロン, 日記