セルフケアのすすめ

自分を愛することは大切だとよく言われていますが、ではどうすればいいのかと問われると、私は、「自分の身体を愛することです」とお答えします。サロンにいらっしゃって施術を受けることも大切ですが、毎日自分の身体と向き合って、自分の身体を自分でめでることの大切さはどれだけ強調しても強調しすぎることはありません。デリケートな部分も含め、身体の隅々まで丁寧にめでていくことで、愛情もはぐくまれていきますし、自分への気遣いが他人への気遣いにつながっていくのです。

🌿 セルフケアの大切さ

私たちは日々の生活の中で、知らず知らずのうちにたくさんのストレスを抱えています。
仕事、人間関係、家事、情報の多さ…。
気がつけば心も身体も緊張して、「リラックスってどうやるんだろう?」と感じることさえあるかもしれません。

そんなときにこそ大切なのが、セルフケア(Self Care) です。


🌸 セルフケアとは「自分を思いやる時間」

セルフケアとは、「自分のために意識的に時間をとり、身体と心を整えること」。
単なるリラクゼーションではなく、自分を大切に扱う姿勢そのもの です。

・深呼吸してみる
・お風呂で温まる
・香りを感じながらオイルを塗る
・心地よい音楽を聴く
・何もせず、ただ静かに過ごす

こうした小さな行動が、自分の内側に「安心」と「回復力」を育てます。


🌿 身体に触れることの力

私たちの身体は、触れられることで安心を感じるようにできています。
やさしく身体に触れると、副交感神経が働き、呼吸が深くなり、心もゆるみます。

特に、オイルを使ったセルフマッサージはおすすめです。
肌と肌がふれるあたたかさは、脳に「安全だよ」というメッセージを送ります。
それがホルモンバランスを整え、睡眠の質を高め、感情の安定にもつながるのです。


💆‍♀️ アロマオイルを使った簡単セルフマッサージ法

セルフマッサージは、難しい技術よりも 「自分の手のぬくもりを感じる」 ことが大切です。
以下は、おうちで簡単にできる基本の流れです。

① オイルを選ぶ

リラックスしたいときは

  • ラベンダー
  • ゼラニウム
  • スイートオレンジ

エネルギーを整えたいときは

  • フランキンセンス
  • サンダルウッド
  • ローズマリー

などをブレンドしてみましょう。
(ホホバやスイートアーモンドなどのキャリアオイルで希釈して使います)

② 準備

  • 手をこすって温める
  • 部屋の照明を落とし、静かな音楽を流す
  • 「今日は自分を癒す時間」と意識を向ける

③ マッサージの流れ

  1. デコルテ・首まわり
    • オイルをなじませ、鎖骨の下をなでるように流す。
    • 耳の下から肩へ、首筋をやさしくさする。
  2. お腹(丹田のあたり)
    • 両手のひらでおへそのまわりを時計回りにゆっくり円を描く。
    • 呼吸とともに「やわらかく温かく」を意識して。
  3. 脚・足裏
    • 太ももからひざ、ふくらはぎ、足首へと下方向に流す。
    • 最後に足の裏をもみほぐし、全身の疲れをリリース。
  4. 胸に手を当てて深呼吸
    • 「今日もありがとう」と心の中で自分に声をかける。

このとき、身体のどこかに“気持ちよさ”や“あたたかさ”を感じたら、そこに意識を向けて呼吸を深めてください。
それが、自分の内側とつながる瞬間です。


🌞 毎日の中に「小さなリチュアル」を

セルフケアは、特別な時間でなくてもかまいません。
朝起きて深呼吸をする、夜眠る前に足をさする、香りをひとつ選ぶ──
そんな小さな習慣が、日常の中に「自分を感じる時間」を生み出します。

その積み重ねが、自分を信じる力、自分を愛する力を育ててくれるのです。


💧 セルフケアがもたらす変化

・イライラや不安が減る
・疲れをためにくくなる
・人との関係がやわらかくなる
・本来の自分らしさを取り戻せる

身体と心はつながっています。
身体がゆるむと、心もゆるみます。
その逆もまた同じです。


🌷 最後に

セルフケアは「自分を甘やかすこと」ではありません。
それは「自分を尊重すること」。
そして、その優しさはやがてまわりの人にも伝わっていきます。

今日もほんの少し、自分に触れてみましょう。
呼吸を感じ、心の声を聞きながら、
「今ここにいる自分」を大切に。

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