向き合う

2018/04/14

世の中には多くのマニュアルが存在しますが、どういう訳か、私の周りで起こる出来事は、マニュアルが通用しないことがほとんどでした。子育てにしてもそうでしたし、親の介護においてもそうでした。

多くの問題は、その問題に真正面から向かい合うことで、解決策が与えられるものだというのが、私が今まで生きてきた中での実感です。

皆様への施術でもそうです。同じパターンはほとんどありません。お客様と向き合い、お客様の身体を感じながら、自分が持っている引き出しの中から、どの技が一番いいのかを見極めながら、その時その瞬間に最もふさわしい接し方、触れ方をしていくのです。直感がひらめくことも多くありますし、自然に身体が動くこともあります。お客様がご来店する数時間前から、瞑想状態で精神を高い領域まで引き上げながら、準備してお待ちしております。アスリートが試合に臨む前の緊張感に似ています。

自分が瞬時に正確な判断ができるのは、日頃の鍛錬の積み重ねであると思っています。その瞬間瞬間にどのような判断をするかは、その瞬間にならないと分からないし、その時下した判断が正しい場合が多いのです。世の中の出来事に対して、これがいい、これが悪いといいきれないのは、その時の状況が毎回違うからです。同じ出来事でも、いいと判断する場合もあるし、悪いと判断する場合もあります。その時の状況を全て総合して判断を下しているからです。

これからの時代、何が起こるのか全く分かりませんが、どういう状況にも対応できる柔軟性が必要だと思っています。心も身体もゆるゆるにゆるんでいる状態を保っていくためにも、当サロンの施術を通して完全なリラックス状態になっていただく経験が、かなり有効だと思っています。

皆様のご来店をお待ちしております。

-サロン, 日記