自然（physis）とともに
春になると、新しい生命のいぶきを感じます。昨年末に収穫したムクナ豆は味噌にしました。３月から４月中旬にかけては１年分の菊芋チップを作りました。先日は、大量のたんぽぽの根を掘り起こし、タンポポコーヒーを作りました。今は毎日ヨモギをつんでいます。今後はスギナ、松、ドクダミの採取と続いていきます。松の花粉をハチミツで溶かして混ぜます。春に収穫したこれらの植物は、料理に使ったり、お茶にしたり、美容クリームや美容液に使用したり、お風呂に入れたり、自家製石鹸を作るときに入れたりし、１年間有効に活用させていただきます。必要なものは既に与えられています。自然とともに生きていることで、生かされるのです。身土不二という考えが昔からありますが、その土地、その季節に採れたものを食することで健康が保たれるというのは理にかなっています。現代人の多くが人間にしか関心がなくなり、人間関係のことばかり気にして不幸になっているように見えます。この地球に住んでいるのは人間だけでないことに気づくことで、今までと違った感覚がよみがえってくることでしょう。物質としての対象物ではない、生命が躍動している霊的場としての、あるがままの自然はネーチャーというよりはフィシスと呼ぶべきでしょう。
当サロンの考え方も、自然であることを重要視しています。近代文明により自然から遠ざかったことがあらゆる不調の原因だととらえていますので、当サロンのコンセプトにもあるように、 アロマヒーリングでは、現代社会の弊害によって毒された精神と身体のデトックスを行うために、アロマエッセンシャルオイルと、植物性由来のベースオイルによるトリートメントを通して、肌の温もりや、人と人との繋がり、本来の人間らしさを取り戻すことを目指しています。
三大欲求（食欲、睡眠欲、性欲）を正しく満たしてあげることが人間性回復の基本です。欲望を抑えるのではなく、自然にあわせて適切に満たしてあげるのです。自分の自然な欲求に従うための前提条件は、自分の正常な感性を取り戻すことです。現代医療や科学や社会制度がもたらした恩恵は数限りなくありますが、 現代医療や科学や社会制度により、現代人が自然から遠ざかってしまったことに対する弊害は計り知れません。繰り返しになりますが、当サロンでは、 現代社会の弊害によって毒された精神と身体のデトックスを行うための施術を行っています。心身の健康は自然を離れてはあり得ません。自然を感じ自然と融合して生きるために当サロンの施術を利用していただければ嬉しいです。自然である本来の自分を取り戻していきましょう。