愛の記憶

2024/08/01

最近は、一日の多くの時間を自然の中で過ごしています。自宅の庭や田畑にある野草を摘み、風呂に入れて薬草風呂にしてみたり、自然化粧品を作ってみたり、石鹸を作ってみたりしています。摘んできた植物をアルコールで抽出したり、天日干しにしてみたり、粉にしたり、切り刻んで加工してみたり、草花や果実と会話しながらいろいろ実験中です。

多くの人たちは、愛を人間関係に限定することで、愛という言葉が光を失っているように感じます。自然の中で癒されていると、また違う感覚が沸き上がってきます。自然から愛されている感覚です。自然に包まれた一体感を初めて体験してのは16歳の時でした。当時私は原因不明の身体の不調に悩まされていました。本屋で偶然出会ったヨガの本に希望を見出し、親を説得し高校の夏休みを利用して、名古屋のヨガ道場に10日間断食修行に行きました。家に帰ってきた時、ある種の神秘体験をしました。自然が光り輝いていたのです。その後も何度か自然の中での神秘的な体験がありました。

日本人は縄文時代から自然の中で愛を体験してきていて、その愛の記憶が遺伝子として今の私たちの身体の中に受け継がれてきています。やさしく肌に触れるとき、その記憶が蘇ります。当サロンの施術で神秘体験をする方がいらっしゃいますが、それは愛の記憶を思い出しているのです。

愛を人間関係に限定せず、自然をも含めて考えると、愛という概念が変わってきます。さらに、関係性を超えて、愛の状態になっていれば、愛は香りのように漂ってくるようになります。愛を行動だと勘違いしている限り、愛すれば愛するほど疲れてしまいます。少しものを見つめる観点を変えると、今までとは全く違うものが見えてきます。

愛された記憶は受け継がれます。愛は自分の中に既にあるのです。外に愛を求めるのではなく、自分の中に愛があるという事を思い出すだけでいいのです。サロンでの施術がその助けになればと願っています。

-サロン, 日記