
真心を込める
アロマヒーリング富山は「気持ちよさの追求」を何より大切にしているサロンです。私たちにとって気持ちよさとは、単にリラックスできる施術や心地よい空間だけを意味するものではありません。その源泉にあるのは「真心を込めてお客様に触れること」だと考えています。
世の中には数え切れないほど多くのサロンがありますが、「ここに来て本当によかった」と心から思える場所は意外と少ないのではないでしょうか。その違いを生み出しているのは、セラピストの姿勢です。お金のため、仕事だから、という機械的な施術からは本当の満足感を感じることはできません。しかし日本には、セラピストを天職と感じ、使命感をもってお客様に真心を注げるセラピストも存在します。そうした人に出会った時、施術を受けた人は「ああ、来てよかった」と心も身体も満たされるのです。
では、真心を込めるとはどういうことなのでしょうか。それは一日や二日で身に付くようなものではありません。日々の暮らしのなかで、たとえ小さなことでも愛情を注ぎ続けることの積み重ねです。庭の植物に水をやるとき、家を掃除するとき、子どもを育てるとき、食事を作るとき──その一つひとつに真心を込めること。それが自然とできるようになったとき、人は「愛のある人」と呼ばれるのだと思います。
私も理恵も、10代の頃から徹底して「真心を込める」ことを大切にしてきました。ですからサロンでお客様を迎えるときも、特別なことをしているわけではなく、自然と心を込めて最初から最後まで接することができます。これまで一度たりとも手を抜いたことはありません。愛情をもって触れられると、施術そのものの心地よさ以上に「温かさ」や「安心感」が伝わり、それが本当の気持ちよさにつながっていくのです。
今の世の中では、多くの人が「真心を込める」という感覚を忘れてしまっているように思います。仕事では効率化やスピードばかりが求められ、私生活でも便利さや合理性が優先されがちです。けれど、それだけでは人生はどこか味気なく、乾いたものになってしまいます。
価値があるとかないとか、お金になるとかならないとか、そうした基準を一度脇に置いてみてください。日常の小さなことに、時間をかけて丁寧に、そして真心を込めて接してみるのです。そうすると、今まで気づかなかった豊かさが少しずつ見えてきます。花の色合い、風のやわらかさ、人との会話のぬくもり──それらが一つひとつ、かけがえのない宝物のように感じられるはずです。
真心を込めること。それは単なる言葉ではなく、人生をより深く、より豊かにしてくれる生き方そのものなのです。