サロンとは

当サロンは治療院やマッサージ屋さんではなく、癒しを目的としたリラクゼーションサロン、ヒーリングサロンです。癒された結果として、疲労が回復したり、病気が改善したりはしますが、それ自体を目的とはしていません。受容され、肌に触れ、生命の交流、魂の交流、エネルギー交流が始まり、そのエネルギーがひとつに溶けあい、変容していく一連の流れの中で、瞬間瞬間に湧き上がって来る気持ち良さを味わっていただくためのサロンです。マッサージ的な手技は取り入れていますが、手技は補助的なものです。たとえ手技がなくとも、存在そのものが癒しの力を持っているのです。

サロンとは、社会から隔離された、あなたと私だけの空間です。社会は他人という第三者の眼を中心に成り立っている空間です。社会性が身につけばつくほど観ている意識よりも、観られている意識が強くなる傾向性があります。常に他人の眼や他人の評価を意識し、他人が発信した情報に右往左往し、いつのまにか他人の価値観を自分の価値観と錯覚していくのです。肩書で人を評価したり、常識や法律が幅を効かせます。自分とは関係のない他者が侵入してきて、徐々に自分というものが見失われていきます。人々は社会制度やシステムに組み込まれ、自我が失われ、言葉は記号化され、人間は機械化、物質化されていきます。観られている意識の肥大化は、人を蝕んでいきます。ストレスの原因が社会そのものにあるのです。その社会を一旦捨てて、素の自分に戻る場がサロンです。かつて千利休が作った茶室とは、そのようなものであったとある作家さんが言っていました。茶室でお茶を飲む行為のみを見ると、それは喫茶店です。しかし、そこで起こっていることは、のどの渇きを潤すことではなく、身分という鎧を脱ぎ捨てることによる癒しなのです。当サロンがマッサージ屋ではないというのも同じ理由です。第三者が、サロン内で行われている施術を外的、客観的に見ると、マッサージ屋に見えます。しかし、そこで起こっている本質的なことは、第三者には見えません。一切の社会的要素を排除することにより、あなたと私のエネルギーが交流しはじめ、ひとつに融合することで変容し、癒しが起こるのです。そのような癒しの場がサロンなのです。

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