なすがままに

2018/03/21

人生の中で、もがき苦しんでもどうしようもないものというのがあります。大きな流れの中で、逆流を押し分けてさかのぼっていくこともできますが、流れに身を委ねて流されていくこともできますし、サーフィンみたいに波に乗っかってわたっていくこともできます。

私が施術に関わったのは、自分が健康になりたいから、自分が癒されたいからという動機が根底にありました。健康を取り戻し、癒されたから、同じ苦しみを味わっている人々を助けてあげたいと思うのは、自然の流れです。ただ、必ずしもそういう仕事に関わらないといけないと言う必然性はありません。今癒しサロンをやっていますが、自分から、サロンをやるぞと意気込んで始めたわけではないのですが、大きな流れの中で、人を癒す仕事をしていました。

サロン経営はお客様がこないとなりたたないので、いろいろ集客や経営に関わることも勉強したりします。しかし、こうやれば成功しますと言っている人のノウハウというのは、参考にはなりますが、必ずしも全てのケースであてはまっているとはいいきれません。私の場合、自分の思い付きでいろいろやった結果、いろんな方がおっしゃっているやり方と一致する部分が多いということはあります。自己流はだめだとか、動画で学んでマネをしてもだめですよとか、一見もっともらしい意見もありますが、中には人をコントロールしようとして、自分のビジネスのために誘導している方もいらっしゃいますので、よく見極めなければなりません。人のアドバイスを受けて上手くいく人もいれば、ノウハウを学びマニュアル通りにやってみて、上手く行く場合もあります。どういう選択をするかは、人それぞれであって、選択の自由は尊重されるべきでしょう。私は、極力人に依存することなく、独自の道を行こうと決めて、この仕事に取り組んでいます。

私の基本的な信条は、うそやごまかしで取り繕うのはやめて、見えない運命の力に身を委ね乍ら、自分を見失わずにやっていくということです。そういう意味では、お客様との出会いも、運命が引き付けているのかもしれません。

-サロン, 日記, 男性セラピスト