
リラクゼーションとは2
当サロンの施術によるリラクゼーション効果は、パフォーマンスの向上から、EDの改善、不感症の解消等幅広く、お客様から喜びの声が数多く寄せられています。
リラクゼーションの効果について1つ1つ詳しく書いていこうと考えていましたが、ありきたりの話しをしても面白くありませんし、効果は人それぞれで、個別的なものをすべての人に当てはまるかのようなことは書きたくありませんでしたので、皆様が普段あまり考えたことのないような話しをしてみたいと思います。何らかの気づきの一助になれば幸いです。
全面的なリラクぜーションは究極的なものであり、それは悟りを開いた聖人クラスの人たちが到達した境地です。 しかしほとんどの人は各自の奥深い中心において常に緊張が続いているのです。他人の目を気にする、自分の評価を気にするということもありますが、実は多くの人が気づいていない緊張をもたらしている要因があるのです。
人間は時間と空間の中に自分の物語を映し出して生きています。私たちの人生は物語性を帯びています。その中で喜怒哀楽を味わって生きています。ひとつの物語を始めてしまうと、その物語を完結させるまで、ずっと緊張状態が続いています。一つ一つの出来事に真正面から取り組み、一つ一つやり切って終わらせないと、緊張がずっと続くのです。生を生ききることが、緊張を終わらせます。 もしあなたが本気で生きていなかったとしたら、 いつも逃げてばかりいて、 適当に、 生ぬるく、 部分的にしか 生きてこなかったとしたならば、あなたの過去たちがまとわりついてきて、未来にも恐れをいだくようになります。やりはじめたことは終わらせるということが原則です。リラクゼーションの様々な方法はありますが、やり残していることを終わらせる、自分の人生の課題と向き合ってごまかさずにひとつひとつ丁寧に向き合うということが必要なのです。
自分と向き合うということは、自分を受容するということです。足りない自分、不完全な自分を受け入れて、ありのままの自分を受け入れることです。わたしたちは、多くの「未完了な過去」を抱えたまま生きています。やりきれなかった感情、言えなかった言葉、感じたかった安心――それらは身体のどこかに緊張として残っています。自己受容、あるいは自分のことを自分以上にわかってくれる人に受容してもらうことは、その未完了な記憶に「完了」のプロセスをもたらしてくれます。リラクゼーションサロンの施術では、お客様の身体を感じ取って受容するということをやっています。そっと身体に手を添え、感覚を共有することで、癒しは始まります。急がなくてもいいのです。ゆっくりと、自分のできる範囲でいいのです。やり残さない、今この時を生ききる、今を感じ取る、この積み重ねが緊張を終わらせていきます。物語を終えたとき、物語を見つめていた物語の外側にいる自分に気づきます。そして緊張のない全面的なリラクゼーションが訪れます。
現代人は時間に追われています。でもその時間は幻想でしかありません。何で急いでいるのでしょう。急いでいると見逃してしまうことがたくさんあります。今というこの瞬間を感じ取れなくしています。過去に生きていたり、未来に生きていたり、今ここではない何か別のものを見つめて、幻想の中で生きています。いったん急ぐことをやめましょう。「何かを達成するため」ではなく、「ただ感じるため」に時間を使ってみましょう。まるで、永遠の時間があるかのように丁寧に触れ、歩き、語り、聞く。サロンでは、そんな「永遠の今」と出会う時間を提供しています。